小市民の床屋談義

日本のごく普通で平均的な男が日常の事柄で感じたことを好き勝手に書いています。

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道義的責任

年収数千万円も稼いでいるお笑い芸人の母親が生活保護を受けていたということで、国会議員が出てくるほどの騒ぎとなっている。

そのお笑い芸人が本日、記者会見をひらいていた。

記者会見をひらいた理由は道義的責任を感じてとのことである。

冒頭、15秒ほど頭を下げていたらしい。

最大手といわれる事務所に所属していてこの騒ぎなので、弱小事務所なら某二股俳優なみに叩かれていたかもしれない。


批判する場合の思考パターンは以下のような感じか。
① 高い収入の息子がいる。
② その息子が母親の面倒を見ていない。
③ だから母親が生活保護を受給している。
④ 一般人の何十倍の年収があるんだから、母親に生活費ぐらい渡してやれ。

もしくは、
① 高い収入の息子がいる。
② 息子は母親の面倒をみている。
③ それなのに、受給しているのではないか。

私の思いつくのはこんな感じ。

でも、法律上はどうなんだろう?
親と言っても世帯が違えばどうなんだろうか?

あくまで、法律上の話である。道徳的な話とは別にして。

世帯が違って、それぞれ生計を独立していたら法律上は問題にならなのではないのかとも思ってしまう。あくまで法律上の話である。

では道徳的な話の場合はどうであるか。

それは、年収が数千万円もあるんだから苦労して育ててくれた母親に、毎月20万円のお小遣いを渡すぐらいしてやれよとなるだろう。


資本主義と道徳との狭間である。

西洋型資本主義の目標は少ないコスト(労力)で最大の利益を得ることだと思う。


楽して稼ぐ奴が偉いのであり、能力の無いものは力に応じて苦労の割りに低い収入で働く。

誰かが大損して路頭に迷うことが分っていても、自身が儲かれば勝ちなのであり、その実例がアメリカでのサブプライムローン問題である。

法律にさえ違反しなければ、どのような手段を使ってもよい。

そう考えれば、今回のケースも制度として問題がないのであれば、手続きを取ることによりお金がもらえるならアリである。道徳的な話は別として。

それに道徳観は国により異なる。

もし今回の話題がアメリカで、制度とし認められていた場合、たとえ息子が金持ちで母親に多額の小遣いを渡していたとしても問題にならないような気がする。

そして、もし問題視されるなら個人ではなくそのような制度が批判されるように思うし、当人も権利を行使しただけだと開き直るようにも思う。


では、日本ではどうか。

これだけ騒ぎになる。それはそれで、ある意味この国も捨てたものではない。

尊属殺人は一般の殺人より罪が重かった国である。

親を大切にする、子は年老いた親を養ってあげるのは当然という文化が日本には古来からあったわけで。
その概念にそぐわないと嫌悪感を感じる人が多数いるということである。

それがアメリカ化することにより、家族は分散して核家族が増大し親との絆が薄れてしまった。(アメリカ化の功罪は別な機会にね)

資本主義の発展に核家族増大は必然であり、日本にとって得るものも多かったが、失ったものも少なくない。


ある球団が入団した選手に数億円単位の裏金を渡していた件を思い出す。

その球団の偉い人は法律には違反していない、規約には違反していないなどと言っていた。
確かにそうなのかもしれない。

私が子供の頃の偉い年寄りは絶対にこんな事を言わなかった。
むしろ、法律云々より道義的、人情的側面を重要視しており節操がありプライドがあった。


そう考えると、道義的責任を感じて記者会見を行い深々と頭を下げたわけで、どこかの会社の偉い人よりははるかに立派であり、もう静にしてあげたらと心情的に思ってしまうのである。
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コメント

おはようございます♪

もらえるものはもらっちゃおう!という考えのもと
生活保護の不正受給も横行してますよね

給食費 支払わない家庭とか

恥ずかしい大人が多すぎますよね
悲しいです

Re: タイトルなし

おはようございます。

いつの頃からか、給食費を払わないことを恥ずかしいと
思わない大人が増えてきました。

恥の概念の欠如。誇りを失っている日本人が散見されていますね。

ズルして少しばかりの得をして喜ぶ小さな大人達。
決して成功者になれず、大金を手に出来ない呪いを自身にかけているとも知らずに。

ズルして僅かばかりの得で満足し喜んでいる精神状態は、
絶対に努力して向上していこうとは考えません。

そんな大人に育てられた子供は更に努力するよりズルする事が楽だと信じて育つ。
階層の固定化がさらに進み不幸な子供が増えてしまいます。

我々に出来ることは、自分の子供も含め関わった子供たちに正しい大人の姿を見せてくことですね。

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